失敗するネットショップのパターン

タイのバンコクでネットショップの開業支援を行っています。

成功事例は表にでることはあっても失敗事例はなかなか公表されません。
今回は少しネガティブな内容となりますが、失敗するパターンについてご紹介いたします。

ネットショップは実際に店舗持つことなく、全国又は世界に向けて自分たちの商品を販売できる夢のような方法です。

紙面や雑誌の「儲かった!」という声を聞いて、私たちもと急いで開業するケースが目立ちます。

その中でも典型的な失敗のパターンをご紹介します。

1.結果をすぐに求めてしまう。

ネットショップに商品を掲載したら、すぐにでも売上げが上がると考えている。

実際には検索エンジンにIndexされてユーザの目にとまるまでに数カ月が必要となります。
またSEOの内部対策等の検索エンジンに対する工夫も必要です。

サーバ費用やSEO費用、そして商品の入れ替え作業等の運用コストが思いのほかかかったというケースの場合、注文が来る前にネットショップをクローズしてします場合がありました。

2.ログを分析しない。

アクセス解析をまったく行わない/行えないケースも失敗が多いです。

ユーザがどういった導線で自社のサイトを訪れて、どのような滞在時間でどのページを見ているのか。
これらはどの商品やサービスにより力を入れるべきなのか、または広告としてどのような戦略をとるべきなのかを検討する際の有益なデータです。

ついついオンラインショッピングの成功のノウハウ本に書かれていることをそのまま盲信しがちですが、そのサイトと自社のサイトは同じではありません。

ですので、必ず自社のサイトの場合はどうなっているのかの現状の把握をしなくてはいけません。

ネットショップを成功させるには、自社の過去から学ぶべきです。
それはログの解析に他なりません。

アクセス解析の結果から、日々、改善事項を洗い出す必要があります。

3.デザインや機能を自社用にカスタマイズできない。

ネットショップの開業の業者任せにした場合、その会社の得意とするデザインや機能モジュールで納品されます。
これは特に悪いことばかりではないのですが、ショップを運営していると、ここはもっとこうしたいというコダワリがでてきます。
その拘りはとても大切なものです。商品やサービスにもっとも愛着をもっているのはその作り手です。その作り手のここをこう伝えたいという思いは、コアなファンを作るうえでとても重要です。

しかしそれを表現/実現する能力が自身にない場合、どうしてもお金を支払って対応してもらう必要があります。

「お金がかかるのなら、目をつぶろう。」ではファンを増やすことはできません。

ITのプロなみの知識は必要ありませんが、せめて簡単な更新や変更が出来る程度の知識はネットから得られますので、自分で勉強するという姿勢が必要です。

4.リピータが少ない。

ネットショップを開業後に成果を焦るばかりに安売りするところがあります。
価格を最安値にしてでも選んでもらう理由は、そのあとにお客をリピータさせるという目的があります。
お客様がそのお店にリピートするかしないかは、そのときの購入した商品の品質と他の商品のラインナップが大きく影響します。

まず、自身のある商品で最安値をとりましょう。
そして、他の商品は安売りはせずに価格の妥当性をアピールし、
送料や納品日を明確にして、安心して購入できるサイトとして認識してもらうことを目標にするべきです。

リピータが少ないお店は商品に特徴のないところが多いです。
商品に特徴がなければ一番安いところから買うのが消費者心理であり、
そのような安売りを続けているところは長く続きません。

5.契約しているECサイトの担当者のアドバイスを聞きすぎる。

ECサイトを運営している会社は、すでに加盟しているところに対しては長く続けてもらうための努力と更にお金を落としてもらうための努力の2つを行います。

その中でストーリ性のあるソリューションが入れ替わり立ち代わりで登場します。
その全てが効果がないとは言いませんが、盲信するのは危険です。

大きなECサイトを基盤を運営しているから、ノウハウを持っていて、
その成功事例を真似すれば自社もうまくいくはずと考えがちです。

しかし本当に売れているところは、ECサイトを運営している会社の担当者のアドバイスは参考にもしていないところが多いです。
結果を出しているネットショップは「売れるための方法論」を自分たちで持っています。
ECサイトを運営している会社の担当者のアドバイスで多いのは、
「売れるデザインやレイアウト」に関するものが多く、
動きのある立派なデザインを差別化として提案します。

しかし実際に力を入れるべきはそこでない場合が多々あります。
実店舗で日々感じていることをネットでも同じように表現したらよい場合が多く、
実際に実店舗で買う時とネットショップで買う時の購入のフローに大差はないのです。

ネットショップの機能によって売上が上がったりするケースは非常に稀です。
まずは自分自身の方法論を確立しましょう。

以上、失敗するネットショップのパターンをご紹介いたしました。

「賢者は他者の失敗から学ぶ」ということわざがあります。

弊社の日々、自社の失敗から学んでおりますが、
他社の失敗からも学んでいこうと努力しております。

弊社ではタイのバンコクで日本の商品やサービスを販売することを応援しております。
一緒に成長することが出来れば幸いです。

ご支援が必要な場合は是非、お問い合わせ下さい。