ラオス大学での講義でプログラマーを確保! バンコクとビエンチャンでオフショア開発

弊社は2013年2月28日にラオスにAMZ CRESCEREという合弁会社を設立しました。

我々はラオスの日系IT企業の第一号です。

タイにオフショア開発を持つ弊社がラオスに進出した経緯としては、
オフショア開発における人件費のコスト競争が背景にあります。

東南アジアのオフショア開発ではベトナムが有名です。
ベトナムは国を挙げてIT立国として活路を見出そうという姿勢があり、
インフラの整備と強化に余念がありません。

また理工系大学の卒業生はタイと同じく、年間で1万人ほどです。
プログラマーの数も多くいます。

ベトナムの人件費はタイと比べるとまだまだ安価です。
コストだけを考えるとベトナムに利があります。

しかし教育水準でいうとタイの方に利があると考えています。

イギリスの高等教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE – Times Higher Education)」での調査結果ですが、

55位にモンクット王トンブリー工科大学(King Mongkut’s University of Technology, Thonburi)が入りました。
61位にマヒドン大学(Mahidol University)、
82位にチュラーロンコーン大学(Chulalongkorn University)が名を連ねました。

ベトナムは残念ながら、今回は100位以内に入った大学はありませんでした。

この教育水準の差はプログラマーの質となって表れると考えています。

事実、タイ人とベトナム人のプログラマーのアウトプットと比較すると
コードの生産性とエラーの発生率と収束スピードがタイのプログラマーの方が優秀だったという経験があります。

しかしながら、設計やコアモジュールのコーディング以外の簡単なプログラミング作業もあり、
できればコスト競争力のあるプログラマーを確保したいと考えていました。

弊社もベトナム進出を検討しましたが、今まで育成したタイ人プログラマーとのコミュニケーションを考えると妥当ではありません。
ミャンマーについても同様の理由で却下です。

そこでラオスに注目しました。

ラオスはラオス語で文字もタイ文字とはことなりますが、タイ語圏であり、タイ語が通じます。
ラオス人の多くがタイのTVドラマを見ているとのことです。
タイのマネージャーとプログラムリーダ、ラオス人のプログラマーの構成を検討しました。

もう一つの検討項目はプログラマーの数です。
実はラオスの理工系大学の卒業生は年間で700人程度と数は多くありません。
しかし日系IT企業が一社もない状態というのは、この700人から採用を行えるということです。
採用後も他に転職しようとしても、日系IT企業はありません。

ジョブホッピングが激しいベトナムやタイの状況から考えるとこれは安心材料です。
なぜなら、教育に時間とコストをかけられるからです。

また幸いなことに弊社はJICAのインキュベーションオフィスにラボを設立しましたが、
このインキュベーションオフィスがなんとラオス大学の中にあるのです。
ラオス大学は日本の東大と同じく、ラオスの天才と秀才が集まる大学です。
どこの国でも同じですが、国のトップ3%は英才教育を受けているので、その学生の頭脳は極めて優秀です。

JICAとラオス大学は非常に密接に連携をとっているようで、頻繁に日本人IT講師による講義が行われています。
この講義を私にもさせてほしいと依頼したところ、二つ返事でOKがでました。
ラオスの学生にITビジネスの現場を知ってもらう良い機会というのが理由でした。

早速、ラオス大学で講義を行わせて頂きました。
写真はその様子です。

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皆さん、非常に熱心に講義を聞いてくれました。
その後、インターン生としての受け入れ試験を行いました。
4名ほどが今回のテストで合格です。

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今後、彼らは卒業するまでの間にビジネスで通用するITスキルを学んでもらう予定です。
もちろん、その後は弊社に就職して頂く予定です。

今後も定期的にラオス大学での講義を行う予定です。
そのたびに優秀な学生を発掘していきます。

ラオスでのITビジネスの人材確保は学生のうちから開始しています。
初年度からも即戦力が期待できる面々もいて、今後が非常に楽しみです。